フリーター、家を買う。その4*迂闊にも、もらい泣きしました。

Huri

誠治は家のゴミをバイクに積んで出社。
ゴミの事情を話して「捨てさせて下さい」と軽い気持ちで社長に言った。
企業ゴミが有料だという事も知らなかったのだ。
社長から「給料から引いておくから」って言われて、
いくら位引かれるんですかね…」って怖々聞いてて可愛い。
「引かねえよ、出しとけよ」とOKしてくれた。

真奈美に服装を注意される。
前はブツクサ言ってたのに今では「ああ!」とすぐに直す。
真奈美に「早く何とかなるといいね、変な人」と言われて、母親のイジメの件も打ち明けている。

帰ってからは部屋のPCで職探し。
そこに父が入ってくる。
貼り紙を目にして、「目標、家を買う」と読みあげた。
誠「読み上げんなよ」
誠治にまたもや小言を言い始める。
バイトじゃなぁ住宅ローンなんか組めないからな!
「えっ?」ときょとん。
「えっ?ってそんな事も知らないで、バカかお前は」って次から次へとまぁ、出て来る小言。
誠「だいたい何しに来たんだよ!」
父「寿美子(母)の様子がおかしい」と言い出した。
近所でいじめられてるのかって」本人に聞いちゃったらしい。
誠治呆れて「それ、母さんが俺たちに一番隠したかった事だろう! そんなの聞いてどうすんだよ! 追い詰めるだけだろう!」
父「イジメの原因を突き止めたかったんだよ」(ワナワナ・・・)
下へ降りると母がいない。外へ出る誠治。
夢遊病者のように歩く母。車が来てクラクション鳴らされるが、道のど真ん中を歩いてる。
誠治が追いかけ道の端に。父はその実態を玄関で見ていた。

昼休み、和気あいあいと昼食中。だけど誠治は必死に早食い。
一旦家に帰るというのだ。慌てて帰宅。
案の定、家で母は「薬飲んだかどうかわからなくなっちゃった」と迷ってた。飲んだかどうか確認してあげている。(こりゃ大変だわ)

再び仕事場――*
時間を気にして焦って仕事してる誠治に気を使い、哲平が代わりにやってくれると言ってくれた。

ハローワーク(5時までなんですね〜これが)――*
いつもの担当さんが『本日の窓口業務は終了しました』という札を出そうとした所に「スミマセン!」とギリギリ滑り込み。
不機嫌顔だったが「どうぞ」って。

居酒屋で社長、真奈美、哲平、手島が一杯やっている。
誠治の話とかしている。その時に哲平の「事故にあったらヤバいなぁ」って話から、手島が過去にあった事故の話を真奈美に振ったのだ。
社長が「作業員がさぁゼネコンの人間の言う事を無視したんだ。自分の判断で作業続けて落下した」と代弁。
真奈美はまだ自分を責めている。

夜、部屋から降りて下に来た誠治。
母がパジャマのままでイスに座って、手をこすってる。
誠「母さん、眠れない? 手どうかした?」と優しく聞く。
母「ちょっとガサガサしてるだけ」
誠「ハンドクリームは?」と探し塗ってあげる。ぬりぬり。

ゴミを積んでいく誠治の姿を隣のおばさんがこそっと見てる――*

仕事現場にスーツ姿のままの誠治ーー*
面接してから仕事場に来たのだ。
仕事中に、よろけてしまったり体力的には限界だ。
同僚にも「帰れ」と言われるが頑張る。

「ただいま〜」疲れ切って帰る誠治。
買い忘れた薬のケースを買いに疲れた体に鞭打って外に。

薬のケースを探してると、隣のおばさんが声掛けてきた。
「就職決まった?」とか、しゃあしゃあと「お母さまお変わりな〜い?」なんて聞いてくる。更に「最近朝のゴミ出しでお見かけしないけど」(って! ムキ〜〜〜!)

あかりは弁護士と合コンーー*
あかりの隣の席の弁護士が冷めた男だった。(横尾君)
ローンを返すためにセコセコ働いてる父を軽蔑してたような。
でも、オヤジが死んで家のローンが免除になった話とか。
翌日、メルアド交換したというあかりの話に哲平焦る。

病院ー―*
誠治がひとり付添いに。
母が退室した後「顔色悪いですよ」と言われてしまう。熱があるというのだ。
医者に「他にお母さんをサポートできる方は?」と聞かれ、病気の事を認めない父の話をし、「自分が」と背負い込んでいた。

部屋で履歴書を書く誠治ー―*
母が部屋に来て、また薬を飲んだか分からなくなったという。
履歴書を失敗し苛立つ誠治。「間違えちゃったじゃねぇかよ、もう!」みたいな。だが母に気を遣って一緒に下へ降りる。

疲れ切った誠治。この日も面接。
出かけ間際、父とばったり。
「そんな面じゃ、面接に行ったって無理だ!」
と再び喧嘩越し。「這ってでも言ってやるよ」

とうとう面接受付前まで来て倒れてしまう。

ハローワーク――*
結局受けられなかったんですか? 面接」土木の仕事を減らしたら?とも言われる。
減らせない事情があると言ったら、事情を知らない担当者の手厳しい事。でも、これが現実なんだよね。

部屋のPCで就職探しーー*
母が今度は「ハンドクリーム何処かな」って。
疲れてて苛立ちを感じているが、再び誠治は母の手にハンドクリームを塗り塗り。

工事現場――*
誠治は限界だ。その様子を察して
真奈美は「あがって」と命令する。言う事を聞かない誠治。
言い争いに。苛立つ真奈美の声が大きく響く。みんなの手が止まった。
空気を読んで誠治はやめる。

真奈美がゼネコンの上司に怒られてしまう。
「あの事故の事は忘れろよ」と。
真奈美が誠治に感情的になったのは過去に起こった事故の件が頭にあったからだ。

帰宅してポストを覗く――*
ようやく二次面接の通知が届く。
そこに、ちょうど帰宅した隣の息子(和彦)に「弁護士さんですよね?」と声をかける。(あかりの合コン相手やんか)
誠「相談があるんですけど」
「そういう事でしたらオフィスの方へ」と名刺をもらう。

法律事務所――*
ご近所トラブルの話をする。遠まわしに話すのだが。
和「ウチの母の事ですか?」とキッパリ。「あの人ならやりかねませんね、暇な人だから」と。(この息子もすごっ!)

姉は食事会――*
切りつめたいのにお付き合いで大変だ〜。
そんなとこに誠治から電話が…。

ふざけんなよ!」バイクで帰宅中の誠治。

家で家族勢ぞろい――*
社宅の安い家賃の件で爪弾きにされたという話をしている。
父「寿美子も馬鹿なんだよ、そんな事言わなければ誰にも分かんないんだから」
誠「母さんがそんな事言う訳ないだろ!」
父「じゃあ、誰がそんな事言うんだよ! (姉に)お前か!
(オヤジ大丈夫かぁ)
誠「親父が話したんだろ」なんと越してすぐの親睦会で酔った勢いで
出ちゃったらしい。
それでも認めず「原因が他にあるだろ!」なんて言うもんだから姉がキレた。
思い当たる節があるのか顔が強張っていく父。
更に誠治からも責められる。「親父と結婚しなきゃ、こんな事にもならなかったのに、家族も守れない父親がな、結婚する資格も家庭を持つ資格も無かったんだよ!
「うるさい!」強烈なビンタ!
父がそこから出ようとしたら、母が怯えて立っていた。

母にハンドクリーム塗ってあげながら「悪いのは親父だったんだから」と話すが、母は「お父さんを責めないで」と父の肩を持つ。
納得のいかない誠治。心が揺れる。
部屋に戻った時「目標 家を買う」が目に止まる。複雑な気持ち。

仕事を早めにあげて二次面接に向かうーー*
真「就職決まったら教えてもらおうかな〜(夢の件)」そう言われて、誠治は真奈美に弱音を吐いている。
そこに社長。「がんばれよ!」とエールを送る。これからって時に家から電話。
薬がないの〜〜」薬を飲まないと入院という事が頭にあるらしく、余計に不安になっているようだ。
誠治「邪魔しないでくれよ、じゃあね」と切って面接に。

二次面接ー―*
母の事を気にしながらの面接。
待ち時間に電話をかけるが出ない。
・・・人生には思いもかけない出来事が降りかかる 逃れたくても逃れられない出来事がふりかかる・・・
「邪魔しないでくれよ!」って言った事を思い出し、嫌な予感が。
どうにもならなくなり、大事な面接を抜け出してしまう。
家にいない! あちこち探し回る。いない。
姉ちゃんも電話に出ない。
そこに母が帰ってくる。薬の容れ物を買って来たという。
エプロンのポケットの中にあった薬・・・。誠治は愕然としてる。
ウンザリだ、もうオヤジや母さんに振り回されるのはウンザリだ」と外へ出て行く。

会社の飲み会――*
津軽海峡冬景色』を熱唱する誠治にみんな「あぜ〜ん」。
歌いお終わった後、酔ったはずみで家の事情を全てブチまけてる。段々
半べそかきながら、「…もう無理だよ、お袋の面倒みるのもう無理ですわ、もし本当にお袋が居なくなったら俺は・・・俺は多分・・・ホッとすると思う」と。

帰って暗闇の中にいる母に、「母さん、ハンドクリーム塗ろう」って。
また、塗り、塗り。

・・・人生には思いもかけない出来事が降りかかる でも、人生は続いていく・・・

・・・・・・・・・・・なんかもらい泣きしたよ。最近涙腺弱いのかな〜〜。ズビズビ〜〜。
私が家買ってやるよ!(買えないけど)な気持ちになりました。

次回、母さんなんて事!みたいな感じでしたね。