魔王◇第1話…過去の罪への償い

いよいよ始まりましたね、智君連ドラ初主演、斗真君とのw主演ドラマ〜〜

成瀬領:大野智
芹沢直人:生田斗真
芹沢栄作:石坂浩二
芹沢典良:劇団ひとり
中西弘道:三宅裕司
咲田しおり:小林涼子
葛西均:田中圭
宗田充:忍成修吾
石本陽介:脇智弘…他(ゴメンナサイ)


しおりが施設の子供たちに「悲しい天使」の話をする所から始まった。
「天使ルシファーは神の怒りに触れ天国から追い出された。行き場所を失くしたルシファーはサタンと名を変えて地獄へ舞い降りて、そこで魔王になってしまったの」と…。
シーンは弟を殺され復讐心に燃え、魔王となっていく成瀬を重ねて進んでいく。

(法廷シーン)
被告人が裁判官から無罪を宣告される。
被告人は無罪を宣告され、弁護士の成瀬領に泣きながら駆け寄る「先生!ありがとうございました!」
いかなる裁判でも勝つ事の出来る有能な弁護士・成瀬は、弱者には無償で弁護を引き受け、『天使の弁護士』と呼ばれていた。
多くの報道陣に囲まれている成瀬だが物腰は穏やかだが、冷静でクールな男だった。
それは11年前に弟を殺した犯人への復讐に人生を捧げた表と裏の顔を持つ『魔王』の姿だった。

場面は対照的に犯人を追ってがむしゃらに走り回る芹沢直人に変わる。
直人は渋谷東署で検挙率No,1の熱血刑事。が、過剰な捜査で度々トラブルを起こす問題刑事。
係長の中西からも「行き過ぎ」を厳重注意されている。
この日も犯人をビルの屋上まで追い詰め、そこから宙刷りにして吐かせようとしていた。
仲間の刑事が来て犯人を引き上げたが一歩間違えば大事に。
この間に直人をファインダー越しに覗く人物が。そしてファインダー越しに被写体に手を伸ばし掴むようなアングルに。
(暗転)
成瀬のシャワーシーン(はぁ〜〜智君セクシーではないか?)
その後、着替え、ある部屋の中に消えていく。
そこは暗室だった。真っ赤な照明の中無表情の成瀬は壁に貼られてる弟の写真に目をやる。
弟がクラスメイトにナイフで脅されてるシーンが脳裏に。
その隣にいくつか写真があり、成瀬は目で追っていく。最後に目に止まったのは今さっき撮った芹沢の写真。自分の手が芹沢を掴もうとしてる写真だった。
そして1枚のタロットを手に取り、横に置いてあったナイフで直人の写真の喉元にブスリ!

警察署:直人の中学生の同級生がパクられて来た。宗田だった。
元同級生って事で直人が取調べをしてたが、係長の命令で途中交代させられた。
その日、直人の元に宅配便が届いた。
差出人欄には「雨野真実(アマノマコト)」と見知らぬ名が。中には赤い封筒の中に1枚のタロットカードが。意味不明の届け物に首を傾げる。そこへ強盗事件の連絡。すっ飛んで部署を出て行く直人。
そこで成瀬とぶつかる。(ご対面だ)
「刑事課はどちらですか?」と成瀬に聞かれ「向こうです」と教える。宗田の弁護士だった。
成瀬は自分の名を語り、名刺までも渡した。が直人は「初めまして」と返してきた。
(このときの智君の表情、良かった)
直人は「宗田は中学の友達なんでよろしく」とまで言っている。(成瀬の心境を察すると怖いね、この発言)
過去に起きた事実を完全に抹消してる直人に成瀬の怒りの表情が。
急いで外に向かう直人の後姿を11年前弟を殺して逃げていく中学生の後姿を重ねて憎悪の念で見つめる成瀬の表情からオープニングテーマへ。
(あ、嵐の曲だよ『truth』 直人が皆の元へ向かおうとしたらタロットの壁に阻まれるトコが気に入ってます)

咲田しおりは不思議な力を持つ少女、手で触れる事で、物に込められた思念や過去の経歴を知る事のできるというサイコメトラーだった。
この日、タロットで占ったカードは『運命の輪』だった(再会の暗示を意味するのか?)
しおりの勤め先の図書館で建築関係の専門書の場所を聞いてきた成瀬と会うが、これは意図的か偶然か。
「以前何処かでお会いしませんでしたか?」という、しおりの言動が気になる。例の事件の関係者?

谷東署:直人は案の定、係長から始末書を目の前に小言をくらっていた。
「お前がやってる事はゴロツキと同じだ」とまで言われてしまった。
屋上で煙草を吸って気を紛らしている。

成瀬弁護士事務所:部下から無罪判決のお礼の手紙、支援者からの手紙の束を受け取る。
「天使の弁護士」とはしゃぐ部下。
「僕が天使ですか?」とにこやかに笑って自室に入る成瀬。
「初めまして」と言った直人の事を思い出して冷酷な表情に変わっていった。

直人が受け取ったタロットカードの意味は「ジャッジメント(審判)」だった。それが何を意味するのか。

脇君扮する取り立て屋の石本も過去に関係ありそうだ。

政治家で実業家の直人の父・栄作のホームパーティに兄の典良から呼び出された。
その間、黒皮の手袋をした男が動き出す。
直人と父栄作は悉く反発しあう父子だった。
この日も父に「所詮、お前は高卒の兵隊だ」と否定され、世話になった熊田(弁護士)先生の前で睨み合いになった。
この2人の溝は11年前の事件から出来てしまったようだ。
そこに熊田の携帯の着信音が鳴る。
熊田弁護士事務所の前の公衆電話から、電話をかけていたのは成瀬だった。

直人の兄も弟思いだが、妻と秘書(直人の同級生)に裏切られてるし…(不倫されてるよ〜)

翌日、熊田が殺されたと直人に連絡が入る。
現場を捜索すると自分に届いたものと同じタロットカードが。
差出人は雨野真実。直人に送った者と同一人物だった。中には凶器に使われたナイフが一緒に入っていたという。凶器は宅配で届けられたのだ。

教会で子供たちの賛美歌を聞いてる成瀬の姿。教会にはしおりの姿も。
背後からしおりを鋭い眼光で見つめる成瀬。しおりも関係者?
しおりの方から声をかけて来た。立ち話をする二人。しおりはここの施設で育ったらしい。

捜査は難航してる。

タロットカードの出所から咲田しおりに行きつく。
係長も来ていた。彼女に捜査協力依頼をしにきていた。
しおりにタロットカードの意味を聞くと「過去の罪への償い」だと言われた。
係長はサイコメトラーで見てほしいと凶器のナイフを差し出した。
しおりは「宅配便、メガネを掛けたおじさんが宅配便で届いた箱の中から赤い封筒とこのナイフを取りだしていました」
係長は熊田の写真を出して確認を取った。
「この人がナイフを握って誰かに向けていました」と語り始めた。
「熊田さんは刺された被害者だ!」直人は信じてなかった。
しおりは揉み合ってる相手の姿は確認できないと告げた。
直人の脳裏にはしおりが言った「過去の罪への償い」がリフレインしていた。

その頃、成瀬は暗室で、熊田の写真にマジックでバツ印をつけた。
部屋に戻り小さなオルゴールの宝石箱に入った壊れたハーモニカと、母、弟との写真を見つめながら11年前の事を思い出していた。
弟の遺体に泣きながらすがりつく母親の姿。家庭裁判所で正当防衛として無罪の決定を告げる熊田弁護士。審議の結果に満足し、談笑して帰っていく直人の父親。土砂降りの中でそれを見守る成瀬自身の姿。
オルゴールが『Over The Rainbow 』を悲しく奏でている。ハーモニカをしまい箱を閉じた。
雨の中、成瀬は歩いて行く。雨の中座り込んでる男に「大丈夫ですか?」と声を掛けた。

弁護士殺人事件捜査本部:熊田の携帯履歴から林邦夫が浮上。
当時はまだ検事の熊田に、12年もという不当な長さの刑を下され、逆恨みしていた。
重要参考人として林を捕まえに出ようとして捜査本部の扉に向かった時…扉が開いた。そこに成瀬が立っていた。自首したいという林を連れて来たのだという。

取り調べ室には成瀬も同席し、直人による取調べが始まった。
成瀬は犯行当時に所持していたというボイスレコーダーを出してきた。その中には真実があるという。
熊田の事務所を訪れた林は結局、言い争いになって熊田が持ちだしたナイフを林が自分の胸に向け、ナイフを引っ込めようとした熊田と揉み合いのような形になった結果…足を滑らせた林の上に熊田が覆いかぶさるような形になり、ナイフが深く突き刺さってしまったのだ。
成瀬「これが真実です」ナイフを最初に出した来たのは熊田だと言った。
直人が「どうして録音なんか」とつぶやいた時、林の家をガサ入れした結果報告が。
刑務所にいる間、林にはこの雨野という人物から何通もの手紙が送られていた。
手紙には復讐心を煽るような事が延々と綴られていた。
林=雨野では無かったのだ。林自身、雨野など知らないと言うのだ。
林も雨野に利用された一人だった。が、林は雨野に感謝の言葉を述べ始めた。
それを無表情で横で聞いてる成瀬弁護士。
林に対して語調が荒くなる直人に「落ち着いてください」と。
「罪の無い人間が死んだんですよ! 熊田さんには愛する奥さんも子供も居たんです。大切な家族を奪われた人の気持ち、あなたには分からないんですか」と直人。
「それは熊田さんに限りません。罪があってもなくても、豊かでも貧しくても、人は誰かにとって大切な存在です、私も、あなたも」と冷静に語る成瀬。

しおりの元へ走る直人。半信半疑だった直人の不躾な態度に困惑してたが、熱意に負けて手紙を読み取る事に。そこに見えたのは、男がパソコンを打ち黒い皮の手袋をして封筒に入れてる姿のみ。「ただその男には心が無い」と。

弟の殺害現場でハーモニカを手にしてる成瀬:誕生日に母と2人であげたのであろう、ハーモニカ。
川原で「Over The Rainbow」を吹く弟。「兄ちゃん、オレ絶対将来、弁護士になってお金稼ぐから」と兄に誓っていた。成瀬の頬を伝う涙。潰れたハーモニカを握り締める。いきなり表情が悲しみから怒りに変わった。「英雄、見ていてくれ」

(ニノチャンが熊田の息子として成瀬にイチャモンつける役で友情出演してた。ハリウッドスターにも勝る演技の智君、最高!)
「見ていて下さい。真実は一つしかないのですから」と言う台詞カッコよかった。

(↓ここのシーンが一番好きだった↓)
翌朝、熊田弁護士事務所で現場検証。
「貴方が被害者役ですか?」そこに成瀬が現れる。
直人「何しに来たんですか?」とウザそうに聞く。
林の代理人として立ち合う事になったのだ。納得のいかない直人。
(現場検証)
熊田役の直人が、林の言うように動いていくと……
その状況は徐々に11年前に自分の過去と重なり、当時を思い出して動揺が隠せなくなる。
その様子をじっと見つめる成瀬。
熊田(被害者)はまさに自分で、林は成瀬英雄とはっきり重なった。
ただ違うのは……。
動揺している直人に、成瀬は熊田が先にナイフを手にしたための正当防衛による無罪を主張。

11年前のあの時、自分に下された無罪の決定を思い出した直人。
真実は捻じ曲げられないという事です」成瀬の言葉の意味するものは。

成瀬の復讐劇は今始まったばかり。

最近では私的には続きの最も気になったドラマでした。
誤字脱字は指摘しないでね。

2話以降ブログかけません。クロサギ以外、続いたためしがないので…

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